4人の大統領の顔をタダで拝むためのトライ ~マウント・ラシュモアに切り込む~
忍び込んでみよう、$10払いたくないから
マウント・ラシュモアの近くのフリーキャンピングサイトで、隣に陣取るレディを不快にさせてしまった昨夜。雨は降らずにテントで一夜を過ごすことができ、朝を迎えた。
今回は、
taka-travel-diary.hatenablog.com
からの続き。
友人G、朝からまさかの宗教勧誘という名の洗礼を受ける
まずはレディとご対面
朝、何人もの人がトイレのドアを開け閉めする音に目が覚める。テントを張ったのはトイレの近く。平らな場所がそこしかなかったとはいえ、散乱している松ぼっくりが身体中のツボを刺激しとってもいい感じ。ちなみに耳栓は外れていた。
テントの近くに折りたたみイスを設置し、腰をかけリラックス。
トイレにいくため目の前を行き来するメリケン人に、毎度のごとく、ご挨拶。
みなさん、なぜか足早。
おかげで読書に集中することができた。
Gはいつも通り眠っている。よくあんなにも眠れるなと感心していると、昨夜、眠りを邪魔されファックともらしていたレディと俺、遭遇。
レディは犬を連れていた。
彼女は、俺が犬にあまり絡んでいかないことから、
「マックス(犬の名前)、あまりそちに行っちゃだめよ。犬が苦手な人もいるんだから」と。
犬よりも英語のほうが苦手なんだけどなと思いつつ、本音としては、変に犬に絡んで、飼い主の、昨夜ご立腹していたレディに、何話しかけられるのかと、、
ドキドキしていた
しかし実際に少し話すと、レディはとても気さくで、人柄の良い感じな人だった。
犬ともちょっと絡んでみたかったが、なぜか俺を避けているような。
こういうのは意外にショック。
そうこうしているとGが目覚め、レディはクライミングをしにどこかに行ってしまった。
無神論者とザビエルさん
いつもの朝食のベーグル(バーナーにより直火で焼いたベーグルに、ホイップドクリームチーズを塗ったもの)を済ませ、出発の準備をしていると、一台の車から男が降りてきた。
その男は最初、親しげに我々に話しかけてきた。しばらく会話を楽しんでいたのも束の間、なぜか話題は宗教の話へ。
Gは無神論者。
欧米人の中では珍しい立場。
話しかけてきた男は熱心な宗教家でもあった。
Gがはっきりと、
「俺は神を信じない」
と宣言するとしばらくの間討論会が開催されることに。
なぜだろう。こういうときだけは英語が理解できる。
彼らのディベートを聞きつつ、淡々と俺は出発の準備を進めた。
決着はつかなかったが、最後に男は、バイブルをGに手渡した。Gはもちろん拒否したが、男がしつこく仕方なくそれを受け取った。
男が立ち去り、隣にいた別のメンズ二人組が、災難だったなと我々に声をかけてきた。彼らはおそらく軍人。ロッククライミングを楽しみにこのサイトを訪れたらしい。あとで気づいたことだが、この周辺は、ロッククライマーにとって非常に有名な人気のある場所だった。近くには、世界的に有名な、デヴィルスタワーもある。
マウント・ラシュモアへ
出発の準備を済ませ、いざマウント・ラシュモアへ。
しばらく走ると、ちょっとしたパーキングスポットにGが車を停車。そこからは、一人の大統領(たぶんワシントン)の横顔が見えた。
それを写真に収め、Gが一言、
「いけるな」
なにいってるんだと言うと、
「やっぱり俺は、一銭も払いたくない。なんでわざわざ$10払わなきゃならないんだ」
とのこと。もうこうなったら止まらない。
「二人で$10だから、G、おまえは$5払えば、、」
とGが遮り、
「クライミングするぜよ」とのこと。(タカ訳)
本気か、こいつはと思っていたら、Gはゆっくりと山に向かい始めていた。
数日前、スクワットで徹底的に下半身をいじめ抜いたため、歩行姿が完全にぎこちないG。それにもかかわらず$10を節約したいというどケチ根性をあらわに、マウント・ラシュモアへ忍び込む。
今日の覚えたい英語
" They are going to change you. "
改宗しちゃうぞ~、って感じ。
俺は、、したほうがいいのかも
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写真はパーキングを離れ、ちょっと登ったところから見えた横顔
次回は節約志向のいきつく果て
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